新幹線とそっくりな塗装
新製品レビューとなります。少し遅めになりましたがご容赦を。
KATOから私鉄通勤車シリーズの発売があったのは2014年くらいだったでしょうか。東急5050系が発売され、そこから田園都市線向けの5000系、ヒカリエラッピング、5050系の8両版、青ガエルラッピング、姉妹車の横浜高速鉄道Y500などを経て、相鉄相直対応版としてリメイクされています。5050系製品は旧製品でほぼ持っているのでヒカリエやY500系が相鉄直通対応で発売されてもスルーしていましたが、この新幹線ラッピングは個人的に目を引くものがあり、購入した次第です。
ブックケースは2つセット


ブックケースは2つとなっていて5両ずつそれぞれ収納されています。

Aのブックケースです。いつものように説明書や交換用パーツはこちらにすべて入っていました。車両は、渋谷寄りから5両が入っています。なおモーター車両は3号車に設置されています。

続いてBのブックケースです。元町中華街寄りから5両が入っています。
前面表示のみ取付済みで、52K急行湘南台となっています。側面は付属のステッカーを貼り付けるようになっています。
付属品について
カトー製品は部品取付がほとんどないのが特徴で、交換用の前面の行先表示、交換用の前面、側面行先シール、優先席、女性専用車両シールなどがついています。

交換用の前面行先は「53K 各停 川越市」(相鉄線内表記)、「55K 急行 渋谷」(東急線内)があります。なお写真にチラッと写っていますが、行先表示がない前面用交換パーツも付属されており、同じく付属されているシールを貼り付けることで様々な種別・行先を再現することができます。

これまでは最低限の行先シールと優先席、女性専用車両シールだけだったと記憶していて、バリュエーションを求めるならホビーセンターカトーから別途シールを2,000円前後で購入する必要がありましたが、今回は最初からバリュエーションに富んだシールが付属されているところが良かったです。
サイドビュー




















旧製品との違い
一番の違いはアンテナ増設でしょうか。相鉄との乗り入れで新たに追加され、屋根上がにぎやかになっています。上が今回、下が前回となります。

また4号車にあったアンテナが撤去されています。

また個人的に大好きな東急のCIマークですが前面は東急が鉄道事業を分社化する前だったので、tokyu corporationと表記されていたのがtokyu railwaysに変わっているのが、当たり前なのですが細かい変化も捉えてくれて良かったなと思いました。


その他にもスロットレスモーターへの変更などが行われています。色々問題点もありますがスロットレスモーターのほうが音も静かで滑らかな低速走行が楽しめます。
総じて
安定のカトー製品ですので、塗装の再現や形などもよく出来ています。ラッピング車両は期間限定なので、人によっては購入を避けるなんてこともありますが、個人的には買って良かったなと思いました。
ただ、値段が上がりましたね。限定品と物価高も影響してるんでしょうが、もう少しお値段は頑張ってほしいところ。でもいつもながら走らせてみるとそういうのも忘れさせてくれるのが、鉄道模型の良いところです。

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