実車登場から時を経て
元々阪急7000系は同じグリーンマックスから製品化されていて、こちらも車体幅が少し京都線7300系っぽい寸法で発売されていました。もちろん、リニューアル前の車両です。今回紹介する製品は、7000系の後期型で、かつアルミ車の部類で2016年頃からリニューアルされた車両となります。その中でも車番やコーポレートマークが印刷済で登場からずっと宝塚線所属の7015編成が今回の製品です。基本的に屋根上機器の取り付けを除けばほぼそのままの状態で走らせることができます。


いつものブックケースをあけると、いつもの説明書と付属パーツ、標記類シールが内包されています。
標記類は種別、行先シール、優先席、車いす、ベビーカー、弱冷車シールなどがです。

宝塚線のみの収録になっています。
行先は「大阪梅田」「豊中」「池田」「川西能勢口」「雲雀丘花屋敷」「宝塚」が収録され、
種別は「普通」「準急」「急行」「通勤特急」「回送」が収録されています。
乗り入れ非対応の能勢電鉄線は未収録で、箕面線は直通運転廃止後の時代かと思われます。
前面(顔つき)

すでに加工を終えた状態で、連結器をJC25へ変更した後となります。


今回といいますか、本製品前に発売された車番違いの7013編成から1000系、1300系に続き前面種別、行先表示幕が点灯するようになりました。これは大きな変更点です。実車では車庫入庫時など白幕状態になるのですが、本物とほぼ変わらない感じに仕上がっていると思います。ただ、少し光が強すぎるため、種別・行先シールを貼り付けるても種別・行先が見づらいと思われます。
サイドビュー
側面の種別・行先表示幕も室内灯を取り付けた場合、光が当たるようにボディくり抜きのガラス仕様となっています。ここもよくやってくれたなと思います。
なお、モーターは大阪梅田側から2両目に組み込まれていています。
















近年交換が進む新型クーラーもよくできています。部品販売してくれないかなぁ。
主な加工点
以下の加工を施しました。
- ボディへのクリア塗装
- ドアコックインレタの貼り付け
- 屋根上をジャーマングレーにて再塗装
- 大阪梅田側および宝塚側の先頭車連結器をJC25へ取替
また、材料不足で以下内容は未加工です。
- 優先席、車いす、ベビーカーマークの貼り付け
- クーラー、ボディへの墨入れ塗装
- 室内灯の設置
- KATO製パンタグラフへの交換
足回り加工もありますが、今のところは考えていません。
総じて
全体的に良い出来になっていると思います。特に種別・行先表示幕が点灯する仕様となったのは、過去からの製品を買い集めていた自分からすれば、やっとここまできたかという気持ちです。ただ値段が物価高か製品の質が上がったせいなのかわかりませんが、簡単に手の届く値段ではないのが辛いところ。マニアックな製品である上の宿命かもしれませんが。今後、「車番選択式」などバリュエーションも期待できそうです。
この調子で京都線7300系のリニューアルも発売されるといいなと思います。もちろん車体幅も異なる形で。